2006/08/28~08/31 神津島釣行

投稿者:AN
同行者:YS

釣果:メジナ/イズスミ/ムロアジ/赤エソ=2/1/3/多数(全て尺前後)

神津島に行ってきました。熱海港からジェットフォイルで1.5時間。
当日は曇っていたため、熱海も神津も遠目に見た海の色は同じグレーだった。
しかし、港に着いて堤防から下をのぞくと、青く澄み切った水の下には白い砂地に
シモリがまばらにあるのがハッキリと見えた。その時は意外に浅いんだなと思ったが、
後でメタルジグを落とし込み、底をとったら、そこが水深10m以上もあるところだと知る。
恐るべき透明度。

今回は観光、海水浴も兼ねての旅行だったので、朝と夕マヅメのみの釣りであった。
夜、イカの様子を見に行ったが、エギを投げてる人はひとりだけ。地元の人の話では、
アカイカ、アオリともに釣れてないということだった。結局滞在中イカは一切行わず、
カンパ、シマアジメジナをカゴで狙うことにした。
そして釣果は・・、メジナ/イズスミ/ムロアジ/赤エソ=2/1/3/多数(全て尺前後)、
と、不本意な結果とあいなりました。

結果を言ってしまったらそれまでだが、途中一度だけ「山場」があった。
夕マヅメのムロアジの猛攻に辟易していたところ、合わせた瞬間に明らかにいままでと異なる
手応えを感じた。長時間のやり取りの末海面に浮いてきたのは、ギラギラ光る、明らかにムロ
より体高の高い平らでbigな奴だった。シマアジか!カンパか!久々に心が踊った。その後、
足下まで寄せたものの、一瞬のダッシュでぶっつりと切られてしまった。ああ~、俺の刺身が!
俺の海鮮丼喰い放題がぁ~!!

確かに3号ハリスは細いと思ったが、磯竿の粘りとクッションゴム、ドラグをもってすれば
対応できると思っていた。しかし、今思えば敗因はカゴそのものの抵抗が大きかったわりに
ハリスが細かった、という事だと思う。今回使ったカゴは遠投用、天秤式のもので、
それだけでも水の抵抗は大きい。魚が走って、カゴが引っ張られて、はじめてクッションゴム
や磯竿、ドラグの緩衝能が発揮されるが、カゴが引かれるまでの間は、
ハリスだけに瞬発的に強い力がかかることになる。カゴにオキアミが残っていればさらに
その抵抗は大きくなる。それを踏まえた上でハリスを太くしておくんだった(泣)。

シュノーケリングで磯場をのぞいていたら、10~20cmくらいの小さいアオリが壁を作る様に、
群れをなして泳いでいた。こいつらはこれから春にかけて大量の餌を喰って化け物みたいに
大きくなるんだろう。しかし彼らを見て疑問に思ったのは、アオリは他の魚に比べると
明らかに動きが遅いようだが、ほんとにそんなにたくさんの餌を獲れるのだろうか?
こんなんで(ゼイゴに糸を結ばれていない)元気に泳ぐ回遊魚のアジを
自然界でしっかり狩れているのだろうか、疑問に思ってしまった。
摂餌の瞬間を見ようとしばらく観察してみたが、終止同じ場所でエンペラ
動かしながらサスペンドするのみで、結局俺を納得させてくれるだけの動きを披露しては
くれなかった。

というわけで、神津島の魅力を満喫した4日間であったが、釣に関してはまだまだ不満足。
次の釣行では超豪華海鮮丼を仕留めるのだ!!