2010/7/25 マグロ
YM、ゴッチ、カツ、タカで出陣
○結果
タカ キハダ 30キロ
数日前の「ベイトが鰯にかわった」という情報から、前回の7/3の再来なるか?と車内では期待に胸を膨らませハイテンションだった。これほどワクワクさせる言葉は無い。
4:30頃ポイントに着くと、さっそく鳥が固まり出した。そして、マグロのハネも見える。緊張感は一気に高まる。そして、ナブラに近づき投げるが、ナブラが沈むのが前回よりもはるかに早い。
前回はイワシ団子が固まって、数分間もナブラが固まり続けていたがそのときとは状況はあきらかに一変していた。
マグロの跳ねがあっても、船が近づくと生命反応は一気になくなってしまう。ナブラに突っ込んだ1投目だけが「勝負になるか・ならないか」という感じで、正直厳しい展開だった。ナブラをひたすら追いかけては、釣りらしい釣りをさせて貰えずに時間だけが過ぎていく。
一度、ミヨシの人に当たりがあったようだがすぐにフックアウトしてしまった。
8:00頃だろうか、広い範囲ではあるが、今までになくマグロがガバガバ跳ねる状況になった。目の前でバカでかいマグロが跳ね、僕のγもマグロの泳ぐ領域に入っている。そして、船中全員のルアーがマグロの群れの中で漂っている状態だ。
しかし、誰の竿にも乗らなかった。周りの船ではマグロを掛けているのが見えた。一同唖然である。逃したチャンスは大きく、見えた魚も大きかった。
「ベイトが小さいんだ。ルアーを小さくしないと駄目」と船長は、船に飛び込んできた10cmぐらいのトビウオを見せてくれた。
この後、ルアーをナナツボシに換えて、2,3度ナブラを打ったが、ナブラが薄いのでやっぱりトップウォーターだと思いロデオを投げていた。
一度、薄いナブラに迫った時に、胴中に居た為、投げられる方向が狭く鳥のかなり前方に投げ込まざるを得ない時があった。何の気も無く投げ込んだロデオに「ガバッ!!」とデカイ水しぶきが起きた。
ロッドを持つ手に力が入り「持って行けぇ~~~!!」と念ずるが手元まで魚の引きはこなかった。ミスバイトをしてしまったようだ。
この後、鳥は急に大人しくなってしまった。そして、生態反応はなくなった。船も鳥を探して漂っているような状況となる。
船中の皆が、「今日はこれで終わりか?」と思っていたはずだ。
「シーズンもこうやって終わっていくのか?」とネガティブな事を考えていた。
そして、11:00頃ようやく、薄くだが鳥が賑やかになってきた。
潮目の境に鳥が薄く固まり、鳥のいるところと離れたところにロデオを投げ込んだ。追い風で距離にして50m先、2アクションさせてステイをさせると、「ガバッ!!」と全身を見せてキハダがロデオにアタックしてきた。前回のアタックと同じくロッドを持つ手に力が入り「持って行けぇ~~~!!」と念ずる。と、グッと竿に力が乗った瞬間「ギィーーーーーーーーーーーーー」と4キロドラグがすごいスピードで出ていった「来たー!!」
船長も今日唯一のファイトなので操船でフォローしてくれた(前回では考えられ無い)。この後、20分ぐらい巻いては出されてを繰り返した。左手の握力も殆どなくなった頃にようやく海が光り魚が浮いてきた。前回の17キロよりも後15mがキツイ。
ドラグを少し締めて、どうにか浮かせることができてギャフ入れに成功!
「よっしゃー!!」思わず声に出して喜んでしまった。最高の瞬間だ。
この後、ナブラを探しながら港方向に進んだが、結局鳥が固まらずに終了となってしまった。ファイトに協力してくれた船長、アングラーの皆様本当に有難うございました。
辛くて苦しいけど釣り上げた瞬間は最高だった。トップに飛び出たマグロの姿と取り込みに成功した瞬間は忘れられない。もっと技術をつけて、再びこの体験、これ以上の体験ができたらいいな。
一生お酒の肴になる、思い出深い夏になりました。
とはいえ、まだ今年の夏は始まったばかり、まだまだ行くよ!!