2009/06/07 天草ゴムボシロギス



釣人:AN, Chiji
釣果:シロギス 25
   ガラカブ(カサゴ) 1
   グチ(イシモチ)  1
   ベラ(なんか匹数に入れるか?)1→関西では結構好まれている。煮付けがうまいらしい。

ANです。
YM→タカ→ANと引き継いだアキレスゴムボ、熊本は天草の海を滑走(?)しています。

タカから送られてきたゴムボ&エンジン、何が何でもその週末は釣り!それ以外あーりえない!
というわけで近所の釣具屋、船具店そしてネットショッピングを回って道具をそろえました。
もっとも心配だったのは、スリードハッチバックのうちの車で大丈夫???ってこと。
釣りの前日、夜中にごそごそとリアシートを倒して、ブルーシートを敷いてゴムボとその他備品と
釣具を乗せてみた。満杯ではあるものの、意外とちょうどよく収まった。
隙間がない分、物がずれないので、結構安定した。

この日は職場の先輩と約束してました。元マグロ漁船船員のツワモノですが、
今は会社でウサギやネズミの世話をする気さくでやさしい角刈りの渋いChijiさんです。
前日は磯の夜釣りをしてそのまま車中泊し、朝船を出してシロギス釣りにやってきました。
これだけで相当だとわかるでしょう。
私は言われたポイント近くの漁港に直行。
到着すると、Chijiさんがボートから手を振ってます。

さて、いよいよゴムボの組み立てです。Chijiさんも手伝ってくれてあっさりできました。
時間は見てなかったけど、三十分くらいじゃないかな。エアポンプは足ふみ式だったけど
小さいせいか意外に早く膨らんだ。ドーリーもつけていよいよ進水式。仲間内ではこのゴムボの進水式
も三回目かもしれないけど、自分のものとなるとうれしいもんですね!ホント!
エンジンもほぼ一発始動、タカの言う通り調子いい。

さて、この日持って行ったタックルはパグロとブラウントラウト用ロッド(メリハリある割りに
穂先からバットまでしなやかなので食い込みも抜群でキス向きだと思ってる)です。
あわよくばカブラでマダイを、手堅くキスをって考えたのですが、天草の大潮は甘くはなかった。
満潮からの下げ始めでポイントの海峡は川のような流れです。ナス型八号程度ではまったく
底が取れない。しょうがなく天秤に錘を二個三個と増やしていって何とか底は取れたけど、
今度はアタリがじぇんじぇんわかりません。
針を飲み込まれたキスが一応は釣れてはきましたが、納得がいかない。
こういう場合はバスロッド、エギングロッド並にロッドティップの硬い竿の方がよさそうです。
キスは置き竿にしてカブラをやってみたけどほとんどアタリなし。ポイントをシャローに変えました。
先に浅場に移動していたChijiさんは入れ食い状態。
近くでやるものの私は今一です。食いが立ってる時は多少傷ついた青イソ(この辺では
「中国虫」。餌の名前は関東とまったく違うからわからないよ~。青イソ、ゴカイ、全く通じません!)
にも食いつきますが、それにはほとんど無反応。
餌をサクサク変えて早合わせせず多少食い込ませてから
合わせると飲み込まれずいいところにフッキングすることがわかりました。

それからはコンスタントに数を伸ばしましたが、結局この釣果でした。
Chijiさんは多分俺の二倍くらい釣ってんだろうな。数は聞いてないけど。

さて、Chijiさんは別の場所に上陸なので釣り場でさよならして、私は元の漁港に戻りました。
ところが帰ってみて変わり果てた姿にびっくり!朝下ろしたスロープが2mくらい上にあります。
この辺の干満の差は尋常じゃない!ドーリーのおかげで何とか浜から上げられましたが
もし着けてなかったら一人ではヤバかった。
その後の片付けは楽にできて、適当な洗車場もみつかり、
無事、楽しい釣りをトラブルなく終えることができました。
持つべきものは仲間だとつくづく感じた次第です。タカはじめみんな、ありがとね。
写真1:進水式
写真2:ポイントの一つの海峡。大潮の時、橋の下は川のような流れになる。

妻(YN)が料理をしてくれた。定番のてんぷらは東京を思い出させてくれる。
そして南蛮漬けと刺身。刺身の甘さったらないです。極めつけは
骨せんべい。これはぜひ試してみてください。めちゃウマだから。